アトピー患者の抜毛対策

■　アトピー患者の抜毛対策


朝起きたとき、ふと見た枕には抜毛がびっしりと。
背中にかいた冷や汗は、一晩にかいた寝汗よりも、多かったとか・・・。

男性であれば、毎朝、枕の抜け毛を気にするもの。
また、頭皮のかゆいとついつい掻いてしまい、そのせいで抜け毛が多くなるなんてコトも中にはありえます。

原因として真っ先に思いつくのは、毛根に元気が無くなった場合。でも実は、アトピー性皮膚炎の方にも同じような抜け毛の危険があります。いつものくせで頭皮を掻いたところ、これまではなんとも無かったのに、最近になってから抜け毛が多くなってきた。こんなことに思い当たるなら注意が必要かもしれません。


アトピー性皮膚炎というのは、激しいカユミを伴う皮膚の病気です。皮膚は、かさかさとはがれ落ちてはまたキレイにももどる・・・を繰り返します。体全体が痒くなるので、子供ならばガマンできずに、しょっちゅう掻いてしまいます。

ある男性は、頭もそれなりに痒かったけれど、以前は「フケ」が多かった程度だったそうです。それがあるときから、頭を掻いているとベッドやデスクに落ちている抜け毛が目立つようになりました。アトピーと頭のカユミは関係あるのでしょうか？

痒み、フケ、脱毛の症状は頭皮のアトピーの可能性があります。アトピー性皮膚炎の患者の中には、頭皮もアトピーになってしまって、症状に悩まされている人が数多くいるのです。頭皮にアトピーがあると、痒みによって毛根ごと掻いてしまい、それが脱毛につながってしまいます。

こうしたアトピーの場合、どういった抜毛対策をすればいいのでしょうか。


・　頭皮に合ったシャンプーを選ぶことから

始めに行いたいのが、今のシャンプーを別のものに変える事。今まで使って愛着のあるシャンプーであっても、急に肌に合わなくなることがあります。シャンプーなどに含まれてる合成界面活性剤は、頭皮アトピーのある人には、刺激の強いものです。そこで、合成界面活性剤が配合されていない無添加のものや、アトピーでも対応できるものを使用しましょう。

シャンプーだけでなく、髪の毛を染める液体や、パーマの溶液にも合成界面活性剤が配合されてます。毛染めやパーマは症状を悪化させて、頭皮のダメージになります。

シャンプー対策の次は、紫外線や雑菌対策です。紫外線や乾燥や雑菌というのもアトピーには大敵です。ＵＶカットの意味で帽子をかぶったり、頭皮の保湿を心がけましょう。頭皮のアトピーは、なかなか治りにくいので、肌以上に対策が必要です。症状が悪化してしまう前に、皮膚科を受診しても良いでしょう。


アトピーとは別の炎症という可能性もあります。早めに炎症をおさえつつ、頭皮のケアをしていかないと毛根が傷つきます。脱毛を促すことになってしまいます。アトピーというのは、市販薬での治療は肌に合わない可能性がります。自己流では悪化させてしまうこともあります。

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