「抜け毛・薄毛」悩んでいるのは男性だけじゃない

■　「抜け毛・薄毛」悩んでいるのは男性だけじゃない


ＣＭの影響もありのでしょう。
「抜け毛や薄毛は男性の悩み」というイメージが定着している気がします。でも当然ながら女性だって抜けたりするわけで、男性と以上に悩んでいる人は少なくありません。

髪の毛が心配になるのは中年や高齢ですが、もっと若い20～30代の若い女性でも、脱毛症や薄毛になる可能性は十分にあるのです。その原因と対策についてお話していきますね。


□　女性の抜け毛に影響するのはホルモンバランス

男女ともにおこる抜毛ですが、男性と女性とでは原因が異なるケースも見られます。女性に多い原因として上げられるのが、出産・ホルモンバランス・ストレス・頭皮トラブルなど。では、順を追ってみていきましょう。


・出産
　出産した女性の多くが悩まされるのが、分娩後脱毛症。なぜ産後に髪が抜けるのはホルモンバランスの変化が大きく関係しています。妊娠中は女性ホルモンが大量に分泌されているのですが、出産とともに一気に女性ホルモンが減少します。女性ホルモンには髪を成長させる作用があるので、妊娠中は髪の毛が抜けるサイクルが強制停止されている状態です。

産後のホルモン減少によって、髪の休止期が終了。抜けずにいられた髪の毛が一気に抜けやすくなるわけです。もっとも抜けやすい期間は産後2～3カ月まで。以後は徐々に治まって、子供が１歳になるころまでには、気にならなくなることが多いようです。

・ 更年期のホルモンバランスの乱れ
　女性が閉経を迎えると、女性ホルモンの分泌が減少していきます。かなり急激なので、心身ともだけでなく髪の毛にも影響がでるのです。卵巣・皮下組織で生成されているのは、女性ホルモンと男性ホルモンの両方です。これが閉経により女性ホルモンが減り、男性ホルモンの方が多い状態になるのです。男性ホルモンには抜け毛を引き起こす働きがあります。そうして、更年期には急に抜け毛や薄毛になる人が多いのです。

・ストレスや生活の乱れ
　過度のストレスはホルモンバランスを乱し、それが抜け毛の原因になります。また、血流が悪化しても髪に十分な栄養が行き渡らなくなるので、抜け毛や薄毛になることがあります。睡眠不足や過激なダイエット、喫煙などは、正常な血流を阻害します。

・頭皮トラブル
　これは主に紙の洗い方などに問題があるパターンです。シャンプーが正しくできていない、またはシャンプー剤が合っていない。そうした理由から、乾燥や皮脂の過剰分泌などの頭皮トラブルが起こって、抜け毛につながることがあるのです。



■　抜け毛や薄毛を、予防・改善しよう

抜け毛の予防・改善するにはどうしたらいいでしょうか？　答えはカンタン。「抜け毛になりにくい生活をする」ことにすればいいのです。騙された？　以下のようなセルフケアを心がけてみてください。きっと髪の毛に変化が表れてくるはずです。


・正しい頭皮ケア
１日１回、必ず夜にシャンプーすること。ポイントは洗い残しをなくすこと。シャンプー剤やコンディショナーが頭皮に残らないよう、しっかりすすぐようにするのです。洗った後も重要です。頭皮に菌が繁殖しないようドライヤーでしっかりと乾かします。

・生活習慣を見直す
抜け毛の原因になるようなストレスは、できるだけ抱えないようにしましょう。人間関係だけがストレスではありません。夜更かしを避けることが、最大のストレス解消です。しっかり睡眠をとって、規則正しい生活をおくります。喫煙者であれば、タバコをやめたほうがいいでしょう。

・バランスのとれた食事
抜け毛の一因に食生活の乱れああります。魚や野菜が嫌いな人を知ってますが、高額な育毛剤を一生懸命振りかけて抜毛を直すための努力してます。そんなことよりも、栄養バランスのとれた食事を３食きちんととるほうが髪の栄養になるのですが。良質のタンパク質や、カキ、イワシなどの亜鉛を豊富に含んだ食材は、とくに欠かせませんが、あくまでも正しいバランスの上で食べないと意味がありません。


食事も睡眠も問題ないのに、抜毛症状がひどいようなら、病気が原因かもしれません。皮膚科や頭髪専門外来で相談してみましょう。女性ホルモンが関係する症状であれば、婦人科でもＯＫです。。

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