一時的な脱毛について

■　一時的な脱毛について


「シャンプーでの抜け方が、最近、激しい気がする」

年令に無関係に気になる抜け毛ですが、今の抜け毛はいつまで続くのかと、ベッドの中で不安に苛まれる夜を過ごしてないでしょうか。

髪の毛に「抜け」がある人はみんな、一時的ものだと思いたいもの。
一週間たっても一ヶ月たっても一向に減る気配が無かったり、前よりも抜け方が酷くなってきてるようなら、最終的にいきつく先について、本気で心配する必要があります。

いまの抜け毛は、収まってくれるのでしょうか。
それとも、全てが無くなってしまうのでしょうか。
進行する脱毛。行く末を判断してみましょう。


■　一時的か進行か

薄毛や脱毛。一時的な脱毛と、進行していく脱毛とに分けて考えてみましょう。

薄毛や脱毛を改善するにしても、それらを知っておくおけば、今後の作戦が違ってきます。育毛剤の効果とか、改善にかかる期間も変わってくることは間違いありません。

そもそもですが、毛髪というのは必ず抜けるものです。抜ける量も、季節や体調でかなり変化します。シャンプーやブラッシングのときだけでなく、なにかのときに引っ張っただけでも抜けるでしょう。

また、ストレスや過労、薬の副作用、加齢などなど、とにかく脱毛理由には様々なケースが考えられます。とくにダメージが大きいのが年令。歳を取れば、多くの人は髪のボリュームがなくなったり髪の毛が細くなったりもします。

さまざまなケースと言いましたが、多くの方が悩むのが、頭頂部や前頭部の毛髪が薄くなってしまう症状。ある年代になると、毛髪が十分に成長しない内に細くて短い状態で抜けてしまうのです。頭頂部や前頭部の毛髪が、悲しいくらい薄くなってしまう。いわゆる「男性型脱毛症」です。

つまりここで、進行する脱毛症と言えるのは「加齢による脱毛」と「男性型脱毛症」です。



加齢のよる薄毛は「単に年令のせいだ」と言いたいでしょうが、年齢を重ねる内に緩やかにでも薄毛が進行することを踏まえれば、やはり進行性の一種だと言えます。


逆に一時的な脱毛と言えるのは、ストレス、頭皮トラブル、血流障害、生活の乱れや体調不良から来るもの。それにく病気や薬の影響などの抜け毛です。このような原因での抜け毛は、あくまでも一時的な脱毛症と言ってさしつかえないでしょう。トラブルや脱毛原因を取り除きさえすれば、明日にでも改善してしまう見込みがあるからです。

ただし場合によっては、一時的だったはずの抜け毛が進行性になることもあります。いずれも適切な対応が必要で、楽観はできないのです。



■　進行性の脱毛症　一覧

　　加齢による薄毛や抜け毛
　　男性型脱毛症（AGA）

■　一時的な脱毛症一覧

・ストレスによるもの
・偏った生活、過度のダイエット等によるもの
・甲状腺異常や鉄欠乏症などによる
・貧血によるもの
・病が原因）
　　　抗癌剤やインターフェロンなどの薬物によるもの
・粃糠（ひこう）性や脂漏性からくる脱毛症（そこからくる皮膚炎）
　　　円形脱毛症（治療を要するものもあり）




抜毛の中には、円形脱毛症などのように自己免疫異常からきているもののほか、細菌性などのように、治療を要するものもあります。